「強さ」と「上手さ」
だれもが取り上げているこの話題…。これを機に僕も考えてみることにした。まず、それぞれの言葉の意味を考えてみようと思う。
まず「強さ」とは、その人を総合的にみて評価したもの、言い換えるなら勝率と同じことなんじゃないかと思う。戦闘型がどうあれ、相手に勝てなければそのひとは「強い」となる。
そして「上手さ」とは、時に「巧さ」と書き換えられたりもするが、その人が使う個々の技術の質の高さや、立ち回りのうまさなどで評価されたものと考えるとなかなかしっくりくる。
要するに、大会で勝ちつづける力が「強さ」、華麗なプレイでまわりを魅了する力が「上手(巧)さ」だ。戦い方は淡々としているが大会では滅多に負けないという人もいれば、すぐ死んでるけどよく見れば動きそのものはすごいじゃん、と思える人もいる。かといってこのふたつは相反する物ではないと思う。動きがきれいで、かつ死なない人も中にはいるからだ。
先日「勝てなければ意味がない」と言い張ってしまったからには、「強さ」を支持しなければならないと思うが、一時期は魅せることにはまっていたこともあるし、「上手さ」のほうもやっぱり捨てがたい。となると両立ということになるが、それを実現できる人つまり、カリスマ的才能をもった人はほんの一握りしかいないんだろうから悔しいものである。
2006年2月5日